0. トランプで考えよう!(かっこなしの計算)
( )の計算に入る前に、まずはトランプを使って「正の数・負の数」が合わさるイメージをつかみましょう。式から( )をはずした後の「途中式」は、すべてこのトランプのイメージで計算できます。
黒のカード = 「+」
味方チーム(貯金やプラスの得点)
赤のカード = 「-」
敵チーム(借金やマイナスの得点)
💡 最強のルール:黒のマーク1こと赤のマーク1こがペアになると「0」になってお互い消滅する!
例①:黒と黒が合わさる(+と+)
黒のマークが3こと黒のマークが5こ。敵(赤)はいないのでそのまま合体して、全部で黒のマークが8こになる!
答え:+8 (または単に 8)
例②:黒と赤が戦う(+と-)
黒3こと赤3こがペアになって消滅(相殺)する。残るのは黒のマークが2こ!
答え:+2
例③:赤の方が多い場合(-と+)
黒2こと赤2こがペアになって消滅する。残るのは赤のマークが2こ!
答え:-2
例④:赤と赤が合わさる(-と-)
赤のマークが2こと赤のマークが3こ。味方(黒)がいないので消滅せず、そのまま合体して全部で赤のマークが5こになる!
答え:-5
✅ まとめ:途中式を出した後は「トランプのバトル」だと思えばOK!
では次の「1. たし算」タブに進んで、( )がついている式からどうやって途中式を作るのか(=トランプを場に出すのか)を見てみましょう。
1. たし算(加法)のルール
たし算は、「符号が同じか、違うか」に注目するのが最大のポイントです。
①
符号が同じ場合(同符号のたし算)
ルール:同じ符号をつけて、絶対値(数字の部分)をたす。
-
$(+3) + (+5)$
両方ともプラスなので、答えもプラス。数字は $3 + 5 = 8$。
途中式: $3 + 5$
答え:$+8$
-
$(-3) + (-5)$
両方ともマイナスなので、答えもマイナス。数字は $3 + 5 = 8$。
途中式: $-3 - 5$
答え:$-8$
💡 イメージ:「300円の借金」と「500円の借金」が合わさって、「800円の借金(マイナス)」になる。
②
符号が違う場合(異符号のたし算)
ルール:絶対値(数字の部分)が大きい方の符号をつけて、大きい数から小さい数をひく。
-
$(+7) + (-4)$
$7$ と $4$ では $7$ の方が大きいので、プラスの勝ち。符号はプラスになります。
数字は、大きい方から小さい方を引いて $7 - 4 = 3$。
途中式: $7 - 4$
答え:$+3$
-
$(+2) + (-6)$
$2$ と $6$ では $6$ の方が大きいので、マイナスの勝ち。符号はマイナスになります。
数字は、大きい方から小さい方を引いて $6 - 2 = 4$。
途中式: $2 - 6$
答え:$-4$
💡 イメージ:「200円の貯金」と「600円の借金」を合わせると、「400円の借金(マイナス)」が残る。
2. 引き算(減法)のルール
引き算は、そのまま計算しようとすると頭が混乱しやすくなります。数学では「引き算は、たし算に直して計算する」という最強のルールを使います。
ルール:引く記号($-$)を($+$)に変え、その直後の数の符号を逆転させる。
$(+5) \mathbf{-} \mathbf{(+3)}$
⬇️ 変換
$(+5) \mathbf{+} \mathbf{(-3)}$
途中式: $5 - 3$
答え:$+2$
$(+2) \mathbf{-} \mathbf{(-4)}$
⬇️ 変換
$(+2) \mathbf{+} \mathbf{(+4)}$
途中式: $2 + 4$
答え:$+6$
※マイナスを引くのは、プラスと同じ!
$(-3) - (+5)$
⬇️ 変換
$(-3) + (-5)$
途中式: $-3 - 5$
答え:$-8$
$(-4) - (-6)$
⬇️ 変換
$(-4) + (+6)$
途中式: $-4 + 6$
答え:$+2$
3. たし算と引き算が混ざった計算
式が長くなっても焦る必要はありません。すべて「たし算」に直してしまえば簡単です。
例題
$(+3) - (-5) + (-2) - (+4)$
1
引き算をたし算に直し、かっこをはずす
- $- (-5)$ は $+ (+5)$ になる。
- $- (+4)$ は $+ (-4)$ になる。
$(+3) \mathbf{+} \mathbf{(+5)} + (-2) \mathbf{+} \mathbf{(-4)}$
⬇️ かっこをはずす
$3 + 5 - 2 - 4$
2
プラスチームとマイナスチームに分ける
➕チーム: $3 + 5 = \mathbf{+8}$
➖チーム: $-2 - 4 = \mathbf{-6}$
3
最後に両チームを戦わせる
$(+8) + (-6)$
答え: $+2$
🎮 練習問題にチャレンジ!
学んだルールを使って、実際に計算してみよう。「新しい問題」ボタンで何度でも挑戦できます。
練習問題2:( )のない計算
💡 トランプの「味方(+)」と「敵(-)」のバトルをイメージして解こう!
💡 おさらいポイント
- 同符号のたし算:同じ符号をつけて、数字をたす。
- 異符号のたし算:数字が大きい方の符号をつけて、数字をひく。
- 引き算:必ず「たし算」に直して、後ろの符号を逆にしてから計算!
- 計算のコツ:頭の中だけで計算せず、かっこをはずした途中式(例: $3 - 5$)を必ず書こう!